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私の父「ときよし」は2017年3月にすい臓ガンが見つかりました
入院生活はあっという間に1か月過ぎました。それはひたすら痛みと嘔吐と戦う気の遠くなるような時間を過ごしてるはずのときよしの方がそう感じてたようです。
ときよしは1回目の退院後の元気な時にも、退院してからもずっと続くお腹の痛みに、「なんでこんなに腹の痛かっちゃろうか・・」と聞いてくる事がありました。私は「そりゃあな?あんだけの大手術したんやし内臓の位置が変わってるんやから後遺症で痛かったりすると思うよ」と返事していました。「やっぱり人は、腹は切るもんじゃなかね・・」と言ってたけど、どこか、私の返事に納得できないみたいでした。
もし私がときよしの立場なら
明らかに手術前と同じ症状が出てるのに術後の後遺症と思えるのか・・
手術はしたけど、実は取れなかったんじゃないか・・
周りは何か隠しているんじゃないか・・
不信感を持ちそうです。
ときよしには正直にガンが残ってると言ってあげた方がいいのか、ずっと迷っていました。
ほとんどの人が本当の事を知りたいんじゃないかと思っています。
実際病院でガンの告知をされる様になったのには、それもある様です。(今ではガンが治る病気になってきたのも大きいですが)
でも人には「性格」というものがあって、正直に言った方がいい人と嘘をついた方がいい人との見極めが大事だと、私は後で思い知らされます。その見極めは思っているより難しいです。
人は病気になって初めて周りの人間が見えてきます。
元気なうちには気づけないです。
世の中はガンだらけ。多すぎて逆にガンの事を知る事もなかったです。自分の身に降りかかって初めてガンの恐ろしさを知りました。
親はいつまでもいないということ。
順番通りなら先に親が死ぬ事が分かっていて、どうしてなかなか親孝行できないのかな・・病気になってから必死に尽くしたって遅いと何度も思いました
今年に入ってすぐから年末まで2017年は色んな事を勉強した感じです。
ときよしは見た目がだいぶ変わって、私は中身が変わった様な気がします。
歯磨き大好き